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【リタイアメント・コミュニティ】入居率98.6%の余生を楽しむ住まい

とても興味深い記事があったのでメモ。

「リタイヤメント・コミュニティ」と呼ばれるアメリカのシニア向け住宅について。

※下記引用はすべて週刊全国賃貸住宅新聞 2014年11月24日号より

米国オレゴン州ポートランドの中心地から車で約30分。「チェリーウッドヴィレッジ」は、約1万6000坪もの広大な敷地に経つ高齢者住宅だ。入居者の状態に合わせた3つの建物棟に分かれている。サポートを必要としない元気なシニアが住む「Independent living(インデペンデントリビング)」、介護サービスを提供する「Assisted Living(アシステッドリビング)」、医療ケアを提供する「Memory care(メモリーケア)」。

入居者の身体状態に応じて建物が分かれている点、それを踏まえてそれぞれに適材適所の専門家が常駐している点がすばらしい。日本であれば、入居者の健康状態に応じてフロアごとに区分けするというのも手かと思う。 

アメリカの家庭では、一般的に子どもが独立すると、これまで住んでいた広い家では維持する手間やコストがかかるため、夫婦は生活がより便利で、コンパクトな家に住み替える習慣があるという。

こうしたリタイアメント・コミュニティに入居するのも一つの選択肢のひとつ。アメリカ人は「退職後の人生を仲間たちと楽しむ」という意識があり、抵抗なく入居するようだ。

なんと合理的な考えだろうか。何歳で?もしくはどんな状態で?リタイヤとするかというのは人それぞれ違うだろうが、‟リタイア後の人生プランを考える”という習慣がそもそも日本人にはあまりないように思える。

 

 ‟トイレを流すボタンにセンサー”

入居者の安否を確認する方法として取り入れられているのが、トイレに取り付けたセンサーだ。トイレを流すときに押すボタンがセンサーになっている。朝10時までにトイレを使用した形跡がない場合、スタッフが直接部屋を訪れ、確認する。

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なるほど。確かに合理的。

リタイアメント・コミュニティについて他の事例も探してみると、アメリカを中心に多数存在している様子。日本でもちらほら見受けられますが、どうしても「介護付高齢者住宅」等の“介護のための施設や住宅”が中心で、あまり介護を必要としない元気な方のリタイア後のコミュニティ賃貸住居という点ではまだ皆無ではないだろうか。

最近急速に増えているデイサービス(通所介護)では、ある程度のコミュニティを作ることができると思いますが、まだまだ発展の余地があるでしょう。

また、ファイナンシャルプランニングの手法の一つに「リタイヤメント・プランニング」というものがある。現役を退いた後の資金計画を立てるというもの。

老後の資金計画を立てることはもちろん大切なことだが、それと合わせて“どんな住み方をしたいか?”という点も若いうちから考えておくことが大切であると言える。

実際、地方で大きな戸建住宅に住む妻の両親(60代)も、私の自宅(1LDKのマンション)を訪れた際に「自分たちももうこんなぐらいの広さの家で十分だな~」とつぶやいていたとのこと。

シニア世代がこれからもどんどん増える日本において、アメリカなどの事例から学べることはまだまだあるように思えた記事でした。

 

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